身体機能の向上が見込める「運動」
身体を使ったレクリエーション
高齢者や認知症患者、また脳卒中などで後遺症を残してしまった人など要介護者のための介護では身体を活用するようなレクリエーションも多く行われています。こうしたレクリエーションの効果ですが、運動をすることによって筋肉を使うので寝たきり生活に比較すると身体能力の衰えを防止する効果が期待できます。また運動に伴って筋力の強化などだけではなく、心肺機能の強化なども行われるのでそうした効果も大きいと言えるでしょう。 それに当たり前のことですが運動を行うためには自宅や施設などの自室から出なければなりませんし、その過程で他人とも関わります。運動を活用したレクリエーションにはそうした社会性を養成するような効果も期待できるのです。ボウリング
実際に運動を活用したレクリエーションの例を見ていきましょう。まずはボウリングで、ボウリング場などに行っても良いのですがそれが難しい場合は施設の多目的室や体育館などを活用して通常のボウリングと同じような形にして行います。ただし用意するピンやボールなどの道具を本物にする必要はありません。ピンなどはペットボトルでも十分ですし、ボールもボウリングのボールではなくソフトボールなどでも大丈夫です。むしろ本物のボールやピンは重く怪我の原因にもなってしまいかねないので、安全性にも配慮された模擬的な物の方が良いでしょう。フルーツバスケット
しっかりとした運動ではありませんが、だからこそハードルが低くみんなで取り組めるフルーツバスケットのようなレクリエーションも運動関連のレクリエーションとして人気があります。基本的なやり方は小学校などのレクリエーションの時間に行った方法と同じで、いくつかの果物の絵を描いたものを首などからぶら下げて、その果物を呼ばれた人が立ち上がって違う席に着いてもらいます。そして椅子の数に限りがあるので、1人以上は鬼が残ってしまうというレクリエーションです。音楽を活用する場合も多く、そうした場合はより楽しさも感じてもらえて満足感の高いレクリエーションとなることでしょう。ラジオ体操
同じくシンプルですが、ラジオ体操を決まった時間に定期的に行うのも運動を活用した良いレクリエーションと言えます。またラジオ体操の場合は単体で行わず、何か他のレクリエーションを行う前に準備運動として導入しても良いでしょう。日本人は小学校の頃の夏休みや体育の時間の習慣でラジオ体操のリズムや動作が体に染み付いています。しばらくラジオ体操を行っていない場合、急には動けないかもしれませんが、それでも問題なくすぐに思い出せます。転職を考えている介護職の方必見の記事!
介護業界に転職するなら、ADLとQOLを知ることが大切です。ADLとQOL向上に貢献しているのが介護レクリエーションです。介護レクリエーションの中にリハビリ要素も取り入れることで、ADLとQOLの両方を高める効果に期待されています。この関係性を把握しておくと、より良い形で介護に関われるでしょう。
つづきを見る介護業界への転職は職場さえ選ばなければ容易なため、内定を得ることをもって成功とは定義できません。内定を得たとしても劣悪な労働環境のところで働く羽目になってしまって、またすぐに転職してしまうのでは意味がないからです。きちんと事前に情報収集をして良い職場を選ぶことが何よりも大切です。
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