「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」を導入している職場で働こう!

「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」を導入している職場で働こう!

どのような制度か

急速に社会の高齢化が進む日本では、介護の分野を担う人材への需要がうなぎのぼりであり、介護士の求人は日々増加しています。しかし介護を行う施設や事業者によって従業員の扱いが悪くブラックとしか言えないような職場も多い為、介護の世界で働こうという志を抱いている人は転職時によく注意しなければなりません。そしてこうした状況のなかで新しい試みが行われており、それが介護プロフェッショナルキャリア段位制度の導入です。これから介護の世界で働いていくことを考えている人は、自分が志望している求人元がこの制度を導入しているかどうかをよく見てみると良いでしょう。 この介護プロフェッショナルキャリア段位制度はこれまで施設ごとに行われてきた介護士などの能力評価に対して一定の基準を設定し共通化しようという試みで、介護士のレベルを7段階で評価します。どの施設でも通用するような共通の物差しを持つことで、介護士のレベルアップなどを図ろうというものです。

レベルごとの違い

実際にどのようなレベル分けがされているのかですが、まずレベル1はまだ介護士としてこの世界に入りたての新人になります。例えば大学や専門学校などで介護士となるための教育を受けただけという段階のような人のことで、介護職員初任者研修も修了していないような立場の人です。続くレベル2はそうした段階を脱し、上長からの指示に従えば一定の仕事ができるという人になります。またその上のレベル3は上長の指示がなくとも自身の判断である程度の仕事ができるようになった人になります。そしてレベル4からはだいぶ仕事の能力が上がり、本人が一人前として仕事ができるだけではなく後輩などの指導ができるようになります。またレベル5では介護士として本人がユニークな専門性を有し、レベル6では施設外の機関との連携も取り仕切れるレベルであり、レベル7はさらにそれらも極めた完成系と言えます。

導入後の変化

介護プロフェッショナルキャリア段位制度が施設や事業者の中に導入された場合の変化ですが、まず1人1人の介護士が、自分が施設の中でどのような振る舞いをすれば良いのか、どのようなものを目指してスキルアップを行えば良いのかという基準が明確になり、迷うことがなくなります。 またそれだけではなくこれまでの資格によるランク分けと異なって、仕事内容によるランク分けや周囲に対する指導力やマネジメント能力などによるランク分けも可能になるので、上位レベルの職員を育てていくことで施設としての生産性を高める効果も期待できるのです。

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